Metaは、スマートグラス「Ray-Ban Meta」の日本での販売開始を発表するとともに、海外市場向けに新たなフレームデザインや機能の強化を進めている。日常使いを意識した設計とAI機能の進化により、より実用性の高いウェアラブルデバイスとして注目を集めている。
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新フレームでデザインと装着感を向上
今回発表された「Ray-Ban Meta Optics Styles」では、新たに2種類のフレームが追加された。シャープなデザインが特徴の「Blayzer Optics」は標準サイズとラージサイズが用意され、より軽量で丸みを帯びた「Sriber Optics」は快適な装着感を重視している。
これらのモデルは度付きレンズにも対応しており、日常生活の中で自然に使えるデザインが特徴となっている。
AI機能の進化で使い勝手が向上
ソフトウェア面では「Meta AI」が大きく進化した。スマートグラスのカメラで見ているものを分析し、食事内容からカロリーや栄養情報を推定する機能が追加されている。
さらに、WhatsAppなどのメッセージアプリと連携し、受信メッセージの要約が可能になった。「メッセージをまとめて」と音声で指示するだけで、グループチャットの内容を簡潔に確認できるほか、音声で返信することもできる。
また、「夕食は何が提案された?」といった具体的な質問にも対応し、会話の中から必要な情報を抽出できる点も特徴だ。
セキュリティと通信の強化
Metaによると、音声通信はデバイス上で処理され、エンドツーエンドの暗号化が施されている。これにより、プライバシー面にも配慮した設計となっている。
これらの機能は現在、Ray-Ban MetaやOakley Metaなどの早期アクセスユーザー向けに提供されている。
Meta Ray-Ban Displayの新機能
ディスプレイ機能も強化され、Instagramのリール動画に対応したほか、Spotifyのショートカットが追加された。最近再生した楽曲やプレイリストに素早くアクセスできるようになっている。
さらに、「2048」や「GOAT」といったゲームも追加され、専用の入力デバイス「Meta Neural Band」を使って操作可能となった。
ホーム画面にはウィジェット機能も導入され、「天気」「リマインダー」「株価」「カレンダー」などの情報を一目で確認できる。カレンダーはGoogleカレンダーやOutlookと連携し、スケジュール管理もスムーズに行える。
新しい入力体験「Neural Handwriting」
今後追加予定の「Neural Handwriting」機能では、任意の表面をなぞることで文字入力が可能になる。これにより、音声を使わずにメッセージへ返信できるようになる見込みだ。
この機能はWhatsAppやMessenger、iMessage、Androidの標準メッセージアプリに対応予定とされている。
日本を含む各国で展開へ
Ray-Ban MetaおよびOakley Metaは、今後数カ月以内に日本をはじめ、韓国、シンガポール、チリ、コロンビア、ペルーなどでも販売が予定されている。
また、ライブ翻訳機能は日本語や韓国語、中国語、アラビア語などを含む20言語に対応予定で、グローバルな利用シーンがさらに広がる見込みだ。
まとめ
今回のアップデートにより、Ray-Ban Metaスマートグラスは単なるガジェットから、日常生活に溶け込む実用的なデバイスへと進化している。デザイン性とAI機能の両面で強化されたことで、今後の普及にも期待が高まっている。



